誰もが知ってる誰も知らない

たぶん、精一杯にハートウォームな方向に振ってくれたおかげでまだしも観られるものになってるような気が。それでも暗澹な気分に塗り込める威力ありすぎ。実際の事件について考えるとさらに倍。

柳楽優弥と青木家七人兄弟の長女あざみちゃんがちょっとかぶる。大家族ものって見たことなかったけど、夕方のニュースの特集でたまたま目にしたやつが今年になって二回ほど二時間スペシャルとなって放送されてたので両方見てしまった。

最初に見たとき、確かクリスマスの日だったか(違うかも)、父親と兄弟全員で出て行った母親を探してる回る図というのがあってそれがなかなかに悲しく、それでも当時中三だった長女のあざみを筆頭に父を支えていくけなげな子供たち、という具合のまとめではあったけど、一番下の子なんかまだ3,4歳で、15で姉ちゃん母親がわり、ってのは、いかにも無理があるんじゃねーの、とか思ってたら、今年の放送で、その姉ちゃんに子供ができた、とか言ってて、そりゃそういう風にガスも噴出すだろうよとやや笑えた。

ほんで、その七人兄弟の一番下の子がやけに聞き分けがよくって、それがなんだか切なく感じたのだけど、この家族は上が女三人でその下の男が三人、ほいで一番下の子は女の子だから、あざみ姉ちゃんの愛情が自分の子に向かってしまっても、まだ次女姉や三女姉に甘えられるかな、と思ったら少し安心。俺は親か。