TBSスーパーフライデー「久本&今田のお笑いネタの大辞典」

オンエアバトル」をはじまりに「エンタの神様」、「笑いの金メダル」と、お笑いネタ番組震源として、以前からちょいちょいやっていた「たけしの誰でもピカソ」でもお笑いネタの頻度が増すなど、ブームも一通り過ぎたところで、概ねそのへんの芸人の格付けも視聴者各人ついたと思われるところに、本日かなり乗り遅れたかたちでTBSも特番を組んだものの、司会は結局「たけし」の番組からの横流し、人選もはっきりいってまるでダメゾウの失敗番組と成り果てました。

そこで、このあたりの芸人の個人的格付けをやっておきたいという生意気な思いつきにとらわれたので「ネタ芸人格付けラーンキーング!」でいってみよう!。

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特A(この名前がテレビ欄にあったら他にどんな嫌いな奴が出ていようが絶対見逃せない)
アンガールズ(たぶん心あるお笑い好きなら今一番注目せざるを得ない人らでしょう。キャラ、動き、シチュエーション、そして最近の傾向としてのつっこみがボケになるパターン、すべてにおいて図抜けた存在。今思いつく、ファッションモデルネタ、格闘技道場のネタ、ポリ公ネタ、ピリヤードネタ、ショートコント、とほぼはずし無し。ただ一番最近見たビリヤードのネタには少々お疲れ気味かな、という危惧を感じた)
さくらんぼブービー笑金の清水さんも大好きさくらんぼブービー。今年の春先にフジの夜中にやってた登竜門Fで見たのが確か最初じゃなかったか。いや、もっと前にもどっかで見たかもしれない。とにかく、因果の連鎖を断ち切った、ほとんど「自由連想」とでもいったほうがいい、でたらめな勢いが、見たことも無いオリジナルさを生んでいると思う。「あれ?かじくん?かじくんじゃない?かじくんでしょ?」は現サッカー日本代表ファンにはたまらないネタ。)
劇団ひとり(はずれると死ぬほどつまらなくなるときがあるのだけれど、とにかく独自の世界を形成しつつなおかつ笑わせてくれるところがすごい。似たような存在として友近がいるのだけれど、彼女はポイントポイントで笑いを取り損ねていると思う。おっと、ここは川島くんについての欄だった。が、もう特に書くことはない。あんまり出すぎて磨り減らないでほしいという希望はあり)
佐久間一行(さきほど出た、フジ「登竜門F」で、たった一回ネタを観ただけなんですが、かーなり笑って注意してたんだけど、ほとんどテレビには出てこず、一月ほど前に、日テレあたりの深夜番組に名前を見かけて、これは必見、と思ってたのに見るのを忘れて、ものすごいショックを受けた。この人見るために、まだ一回も行ったことのない、たぶん俺みたいのがいくと浮くのは必死と思われるルミネtheよしもとに行ってみようかな、と思ってるくらい。もちろん、期待はずれに終わるかもしれない公算大なことも重々承知なんですが)
猫ひろし(たけしの番組が初見。あれでひっくりかえるくらい笑った。土曜の爆笑問題の番組でもちょろちょろ出ていて、あそこでも、他の芸人に比べれば検討していたと思う。まあ、相手の中にアンガールズがいたからちょっとかわいそうなところもあったが。この人もなかなかテレビには出ませんが、かえって、姿を目にするのが貴重なくらいのポジションでいたら、いつまでもおいらにとって特Aかもしれない)

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A(ネタ番組見てて、あ、出てるな、と思って嬉しくなる存在。特別追っかけたりはしない)
カンニング(かなり苦労して「考えて」ネタ創ってるのが感じられ、自らの辿り着いたポジションに自覚的なところが応援したくなるポイント。彼らは築いてきたキャリアを無駄にしてないと思う)
アンタッチャブル(昨暮れのM-Ⅰグランプリ敗者復活決勝進出でがぜん注目をあびるようになったけど、ボキャブラの時から、彼ら(というか山崎)って、かなりやれる存在だったでしょ?。ずっと爆笑やブーマーあたりとおんなじくらいの芸歴だと思ってたらまだ二十代なのね。オーソドックスなやり方の芸人さんの中で、一番好きなボケかたをしてる)
フットボールアワー(M1から注目しだしたのは間違いないんだが、その前にどっかで見たはずなのに思い出せない。ここも、ごくごくふっつーぅぅぅぅぅの漫才をしているのに、ほとんど完璧なアベレージで笑わせてもらってるところがすごいなあ、と思う。単に、すごい!、というのなら、ここかもしれない)
笑い飯(もちろんM1。あたりはずれの差が凄すぎて、おおっぴらに応援できないところがある。というか、M1のときだけなんであんなに面白いの?。昨年の最初にやったネタなんか、おわ!笑い飯が進化してる!!と思って、絶対優勝する、と予想してたら、決勝では少しはずしてしまった。まあ、アベレージヒッターになったらここはお終いになるんだろうなあ)
東京ダイナマイト(こちらさんはテレビに向いてないのかなあ。なかなかいないテンションのコントを見せてくれると思うのだけど。笑金安田美沙子が「元気がない」とかそんな風なことを言ってたのを見て、安美沙のほうをいっぺんに嫌いになった俺は変か。前述「登竜門F」でトップバッターに出てきて、もうとっくに解散してるコンビだと思ってたから、はちみつジローが相方変えて出てきてたのでびっくりした。たけしの番組にも出ていたけど、ネタに幅を感じられないのが少々つらい)

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B(悪くない。けっこう面白いんじゃない、とも思う)
千鳥(ここの評価が、すっごく難しい。一つ間違えたら特Aと思う。去年のM1だって、下ネタぶっこんで確か最低点かブービーだったか顰蹙かってたけど、あれは、俺、かなりよかったと思う。「登竜門F」にいっしょに出ていたはちみつジローがプログだかでここの漫才に衝撃を受けてたことを書いてた)
森三中(えー・・・・はっきりいって笑えません(笑)。でもここのコントの変さってのは絶対大事にしたほうがいい。なんか、どういう方向かで大爆発するときがくるんじゃないか。そのままでも充分見続けたい雰囲気のあるところではあるんだけれど。)
ユリオカ超特Qピン芸人で笑わせるって相当たいへんなことだと思う。しかも、彼なんか実に古式ゆかしい漫談だし。「冷静と情熱の間に、って流行りましたけどねえ、あれって、普通、ってことでしょ?」というのが忘れられない)
ひろし波田陽区(その点、彼らみたいにわっかりやすいスタイルを確立すると、どんなにつまんなくても、「ゲッツ!」みたいにそれなりに売れる。波田は、もう、ギリギリという感じかな)
あと特別コメントつけることもないけれど悪くないんじゃない、というのにタカアンドトシつぶやきシロースピードワゴンペナルティあたりがあるでしょうか。あ、スピードワゴンもつっこみにひねりが加わったちょっと好きなスタイルにも片足つっこんでますね。

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C(わざわざ名前を書いてまで、つまんねーよなあ、といいたいところ)
ドランクドラゴン(たぶん舞台あがりはじめの頃だと思うんだよなあ、歌舞伎町のはしっこあたりの4,50人くらいしか入らない小屋で浅草キッド大川興行主催の新人集めた舞台で何回か見たんだよ、彼ら。あんときは面白い、と思ったし、テレビ出たての頃も、ああ、さすがだなあ、と思ってたのに、なんだかここ最近、さっぱりだめ化してる。使い減りの典型じゃないか。ネタ考えんの一人だけだし)

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D(出ているのを見たらすかさずチャンネルを変える芸人)
はなわ