クレー 村主 小野

・先週、金曜、中央区京橋図書館に、近所では借りられない本を借りてたのを返しにいって、その足で東京駅前八重洲ブックセンター八重洲古書店、と歩き、中央線でお茶の水までいって神保町をひとめぐりしてたら、東京駅大丸百貨店でクレー展をやっているというポスターを見かけ、なんだよ、早く言ってくれよ、と思ったけど、戻るのも面倒くさいとそのままにしてたんだけど、どうにもこうにも気になって、今日また東京駅までいってしまった。クレー、やっぱり、すばらしいです。描いてるうち自己が壊れ、それについて考えて、それを元にまた描いて、描きつつ壊れ、また思考が展開し、また再びタブローの中にそれが表れる・・・、という運動が、ものすごく、楽しかったんだろうなあ、という様子がうかがえた。雪舟を見たときも、そんな感じがあった。絵でもなんでも、創り手の喜びが感じられないとね。

ミキティは言うまでもなく、荒川さんは荒川さんで各マスコミにも優勝候補にあげられて注目されてたし結果も出したし、そんな中、村主さんの立場の中途半端さは、結構、可哀想でした。確かに、滑り出した途端、バックグラウンドが消えてしまうような神懸かった滑りはできなかったけど、最後の六人の中では図抜けてフィジカルにハンデがありそうな(柔軟性もパワーも)彼女としては、精一杯だったのかなあ。いや、でも、暮れの演技を見たものからすると、やや、「頭」というか「理屈」が先行してしまっていたかなあ、という感、なきにしもあらず。客にはともかく、マスコミにはもっと無愛想になったほうがよろしいのではないか。こもったほうがいい、というか。

・こんな時期から小野を酷使するな!。長谷部、はずれてよかったよ。今野とペアで次期代表の中心になってくれればそれでよろし。焦るな焦らすな。

・というわけで、週末はもうJ、開幕なんですねえ。今年はジェフサポということで。その前に湯島天神に梅を見に行きたい。