巣鴨図書館

朝から雨。いったん上がった後、昼ごろ再び強く振る。ちょうどその頃、巣鴨の図書館にいて、(あ、ひっでーめまい・・)、と思ったら地震。午後、一、二時間ほど日が出るもここ二、三週なかった涼しさ。夕、久々に走ったときもそれほど汗をかかなかった。ブランク明けということで無理をしなかったというのもあるが(無理をして距離をかせぐ、無理をしてスピードを上げる、みたいなことをすると、尾椎あたりに痛みが出てしばらく日常生活にも支障をきたすようになる)。

巣鴨では鎌田東二の「宗教と霊性」と志水辰夫「裂けて海峡」を借りる。志水のは、全く知らなかったが、マイミクササさんの100選や、足跡を残してくれた人のベストなどにあげられていたのを見て、どんなもんかと気になり70ページほど読んで借りることにする。そこで帰ろうとしたらフラフラとめまいならぬ地震にあって、貸し出し手続きして表に出ると大雨。しかたないのでもう一時間ほど図書館で読書。「コールハースドキュメント」を150ページあたりまで読む。建築とか興味ない人でも読んだほうがいいです。現在、世界中見渡してもこれだけ無茶苦茶な活動してる人もないと思う。昨日、ジュンク堂の建築コーナーでコールハースの仕事の一端を拝見させてもらったが、建物一つ見ただけで、こりゃあ・・・すげえや・・、と感動。ゴダール「映画史」とかも読みたくなってきた。

先月渋谷で聞いた冨永昌敬の話もそうだけど、制約があるなかでの集団作業、というものの中から一つの作品・形態が生まれてくる過程というものの中にある濃縮された思考というかアイデアというか、には、すさまじいものがあるなあ、とうらやましく感じる(たぶん私の中にない資質なので。この先のことはわからないけど)。

「宗教と霊性」は、やはりどう考えても、世の中って常識的思考(現代で言えば「科学的思考」)とはかけ離れた成り立ちをしているとしか思えなく、さりとてそれを語ろうとすると、なにやら科学的な説明と似たような因果的な語り方となってしまって、アホな教祖がアホな一般人をだまくらかすのに便利な方便となるより他ない、というように原理的に無理なところがあり、それでも、それについて語らずにはいられなかった人々についてちょっとばかし気になってきたので借りた。わざわざ巣鴨までいったのこの本のためだったのだけど、ちゃんと読むのかな?

ちょいと行き詰ってた死ぬほどくだらないお話の次の展開が見えてきてうれしい。でも書かないと意味がない。